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設立10周年を迎えて

はじめに

2016年1月6日にストラクチュアルラインを設立して10年が経ちました。
10周年を記念して、社長ブログを発信してみようと思います。
また、あまりお堅いと読みづらいので少しカジュアルに書きます。

10年間の軌跡

はじめは一人親方として事業をスタートしました。
経営を十分に理解しないまま従業員を雇うことは無責任だと考えていたこと、そして不測の事態にも耐えられるよう、まずは現金体力を確保したかったからです。

最初の仕事は、大手ECサイトにおけるPM業務でした。
その開発現場はチーム内の状況が決して良いとは言えず、非常に難しいプロジェクトでしたが、2年間にわたり毎月10人月規模のリリースを、オンスケジュール・オンバジェットで継続しました。

次に、私はお客様のシステム開発事業を適正化する顧問業を始めました。

簡単に私の経歴をお伝えすると、
Tester → PG → SE → PM → Consultant → Director → Producer → CEOというキャリアを踏んできています。
そのため、現場・管理・経営、それぞれの立場を行き来しながら、システム開発を多角的に捉えることができます。

システム開発事業において、責任者が開発を理解していなければ、適切な工数判断や適切な技術判断、そして実現可否はできません。
そのため、責任者が開発を理解していないまま開発事業を行うと、会社が開発をコントロールできなくなるリスクが生じます。
この問題は、大手企業を含め、驚くほど多くの現場で目にしてきました。

さらに、開発だけでなく、企画・業務・経営を理解していなければ、
仕様・コスト・運用のいずれかが破綻し、「使えないシステム」が完成してしまいます。

技術選定も同様です。
技術的な優劣だけでなく、コスト、運用、人員計画、そしてお客様の事業を踏まえて判断してはじめて成功します。

また、不要な作業を切り捨て、付加価値と優先順位を見極める判断も、開発と経営の両方を理解していなければできません。
失敗プロジェクトでは、「必須作業のように思えるがやらなくてもよい作業」に時間を使い、本当に作るべきものが作れないケースが非常に多く見られます。
忙しい現場の方に、すべての判断を任せてしまうことが、失敗の原因になることも珍しくありません。
どれほど優秀なメンバーを集めても、プロジェクトが失敗する現場を、私は数多く見てきました。

契約形態の選定も、開発状況によって最適解は変わります。
開発と経営の両方を理解していなければ、わずかな判断ミスが致命的な失敗につながります。

システム開発は、判断力と実行力です。
システム開発や、システムを中心とした業務を行う以上、開発と経営の両方の経験は不可欠だと考えています。

こうした背景から、私のシステム開発事業適正化の取り組みは順調に拡大していきました。
無茶な要望はお受けしませんが(ここも失敗の原因のひとつ)、経営者の狙い通りに開発をコントロールできるようになり、
見積通りに開発が完了し、狙った利益を確保できる状態を実現できるためです。

この頃から、徐々に従業員を迎え入れていきました。
参画してくださる方々はプロフェッショナル意識が高く、責任感が強く、技術力とリーディング力を兼ね備えた方ばかりです。

現在では、プロジェクトマネージャー、リードプログラマー、品質管理リーダー、コンサルタント、プログラマーそれぞれが、
お客様のシステム構築を真摯にリーディングする役割を担っています。

その後、ARを活用した地域活性化サービス「インナーバザール」を開発しました。
一般ユーザーと加盟店ユーザーの双方を伸ばす必要があり、営業は容易ではありませんが、
徐々に手応えを感じています。
あと100手ほど施策を打てば、結果は必ずついてくると考えています。

直近では、JAXA様のはやぶさ2データ検索・可視化システム「JADE2」を開発し、宇宙研究に貢献しました。
性能・機能・コストパフォーマンスのいずれにも自信があり、現在もJAXA様の入札案件を通じて、継続的に宇宙研究への貢献を続けています。

開発で大切なこと

開発において、私たちは常に「3つのこと」を大切にしています。
技術や管理ももちろん重要ですが、システム開発は本質的に複雑なため、細かな手法や個別最適に囚われすぎず、俯瞰的に以下の3点を守ることが、お客様の付加価値を最大化し、継続的にご利用いただくために最も重要だと考えています。

この3つの観点は、要件定義・設計・テスト・評価といった、システム開発のすべての工程において説明責任を果たすことができます。
逆に言えば、どれか一つでも欠けると、お客様にとって問題が生じます。

  • お客様のご要望に応え、ご満足いただけること
  • システムとして問題なく、安心して使えること
  • システム導入後も、お客様の業務がきちんと回ること

ビジョン

弊社のビジョンは「From BOTTOM-UP to TOP-UP.」です。

困っている人を助けること、そして先端技術へ貢献すること。
この両立こそが、私たちの目指す姿です。

インナーバザールでは、困難を抱える地域経済の支援に取り組み、システム開発では、宇宙研究への貢献も行っています。
しかし、それらは特別な取り組みではありません。

お世話になっているお客様一人ひとりが抱える課題に真摯に向き合い、その解決を着実に積み重ねていくこと。
その先にこそ、社会や技術全体の価値向上があると考えています。

今後について

今後5年間にわたり、当社はシステム開発・システムコンサルティング・地域活性化事業を10倍の規模へと拡大することを目指してまいります。
あわせて、持続的で信頼性の高い事業運営を実現するため、本年度は以下の認証取得に向けた取り組みを進めています。

  • プライバシーマーク(Pマーク)の取得
  • ISO 9001(品質マネジメントシステム)の取得
  • ISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得

これらは単なる形式ではなく、お客様と社員双方にとって「安心して任せられる会社」であり続けるための基盤です。

10年という節目を迎えましたが、正直なところ、まだ道半ばだと感じています。
事業も組織も、完成形にはほど遠く、日々、試行錯誤の連続です。

それでも歩みを止めずにいられるのは、弊社には、お客様の課題解決をゴールに据えて真摯に仕事と向き合おうとする文化があるからです。
それは、集まってくれたメンバー 一人 ひとり が、日々の仕事の中で自然と育ててきたものです。

この文化を大切にしながら、これからも、お客様の課題と正面から向き合い、一つひとつ、やるべきことを積み重ねていきます。

引き続き、ストラクチュアルラインをよろしくお願いします。

牧石 幸士

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