「プロジェクトマネージャーのためのより正確な見積を作るための本」(秀和システム)を出版
「プロジェクトマネージャーのためのより正確な見積を作るための本」(秀和システム社)を出版
秀和システム社より「プロジェクトマネージャーのためのより正確な見積を作るための本」(著:牧石幸士)を出版しました。
プロジェクトの成功に深く関わる「見積」について、具体的なシステム開発を例に、新規開発時の見積を例に詳細に説明しています。
また、見積に関する様々なケーススタディやアンチパターン集などについても説明しています。
ケーススタディでは、要件定義の見積、運用保守の見積、インフラの見積、予算に合わない場合の見積例などを説明しています。
アンチパターンでは、プロジェクトが失敗するパターンの見積について説明しています。例えば、人に依存した見積や基本設計前の根拠が少ない見積などについて説明しています。
執筆の背景
弊社のサービスには、システム開発におけるプロジェクトマネジメントの教育サービスやシステムコンサルティングサービスがあります。
その中でも、見積りについては特に様々なノウハウがあります。そのノウハウを活かしたシステム開発の実績として、スケジュール通り・予算通り・高品質・低残業のリリースを30回以上、達成してきました。
弊社の見積りのこだわりは、開発現場の低残業です。残業状況は、品質にも影響するのでお客様のためでもあります。プログラマーの残業量を左右するスケジュールは、見積り時の見積工数がベースとなり決まります。よって、見積工数が足らなかった場合、開発現場は高稼働になります。
一方、システム開発を受注すること自体が本当に大変です。毎回、正しい見積工数で算出した「期待する受注金額」で受注できません。値引きをすることが多いと思います。
しかし、値引きの際に、利益の捻出のために、作業内容を見直さず見積工数だけを減らしてしまう現場も多くあります。当然、見積工数が足りないために開発現場は高稼働になります。エンジニアが苦しい思いをするビジネスに未来はありません。これまで多くの現場を経験しましたが長続きする組織はありません。その時は利益を上げることができますが、エンジニアの離職率は高くなり組織は大きくなりません。
さて、このように見積りの時点で間違った計画をしているために、開発現場で過度な稼働を強いられている方々を少しでも減らしたいと考えておりますが、具体的な見積手順の説明資料が不足している状況です。
そのため、弊社の見積手順や見積ノウハウが少しでも皆様の参考になればと思い、執筆をすることにしました。
P.S. 弊社のPM育成サービスのカリキュラムとしても利用しています
弊社のPM育成サービスの詳細はこちらを参照ください。
なお、PM教育サービスでは、基本的なウォーターフォール開発の他、書籍には載せていないアジャイル開発やPOC、AI開発なども様々な開発手法についても学習できます。ぜひ、気軽にお問い合わせください。
- 投稿者: sl-makiishi
- ストラクチュアルライン, Project-Management
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。