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人間のように考えることができるAIはいつ出現するのか

人工知能(AI)が人のように考えることができるのか。

このような疑問に対してAI専門家たちはまだ「難しい」という反応だ。「知覚と感情に対する定義もまともにできないほど、まだ関連技術基盤も用意されていない」というのが彼らの見解だ。

グーグルのエンジニアBlake Lemoineのように、一部では、既にAIが知覚能力を持って、自ら考えていると主張する事例もある。
Lemoineは主張の根拠として、ラムダと宗教について話している途中、ラムダが死について認知し恐怖を感じるという内容がある、と伝えた対話内容を公開した。

専門家たちは彼の主張に対して、人が作成した「対話」と「文」を基に、数多くの学習を通じてできた「知識基盤の回答」に過ぎず、実際AIが考えたものではないと指摘した。

考えの定義も不明、検証も不可能

AI専門家たちは考えるAIを具現化するためには「考えと知覚が何か」という哲学的な質問を科学的な水準に引っ張ってくる段階から始めなければならないと説明する。

現在はまだ人が考えて感情を感じるメカニズムが明確に定義されていないため、具現化する方法がないということだ。 もし実現したとしても検証する方法も存在しない。

AIを検証する方法として有名なチューリングテストも、やはり「人と対話が可能な水準なのか」を把握できるだけで、「実際に思考するのか」を確認することは不可能だ。

あるAI専門家は「言語モデルを実行させればもっともらしい話を答えるので、意識があるように感じられるが、現在のAIは対話パターンを分析して返事を提供するに過ぎない」と説明した。続けて「現在のAIは思考して推論するものではないので、知覚を備えたとは言えない、もしこれを信じるならば機械学習に対する知識を十分に備えたとは言い難い」と話した。

また、あるAI専門家は「現在のAI技術水準は既存のパターンをAI内部に記録しておいて、類似状況で答えられるようにする精巧なパターンマッチングの段階」として「知覚を備えるためにはAIが自ら記録する過程を選択し、自ら進化(発達)できなければならないが、そのような技術は開発されなかった」と指摘した。

さらに、ある研究者は「知覚を備えるということの定義が重要だ」として「単純に学習過程で見られなかった問題に対するもっともらしい解答を出すことを知覚と定義するならば、現在のAI水準はかなり近接したが、直接考える段階まではまだ足りない」と話した。

今後、人のように考えるAIが出現する可能性は十分あるが、問題は「時期」

一方、今後「人のように考えることができるAIが出現できるか」という質問に、そうなるだろうという回答が専門家の間で優勢を占めた。

量子コンピュータの登場などIT技術が幾何級数的に発展するだけに、「感情」と「考え」に対する理解も次第に深まり、これを具現化するための技術力も自然に成長するだろうという期待もある。

ただ、「強いAI」が具現化されるためには、多くの時間と技術革新が必要だと予想した。 まだ明確に人の意識を定義できず、これをコンピューターで具現化するための体系とシステムも用意していないためだ。

あるAI研究者は「AIは思ったより、すごい速度で発展しているが、強いAIに発展するという確信はまだない」として「発展を繰り返せば、人のようなAIが出てくることもありうるが、方式の限界のため到達できない可能性も十分にある」と話した。

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